SEのキャリアパスで近年注目されているのがフリーランスです。フリーランスのSEは、自分で仕事を獲得しなければなりません。とはいえ、新規の案件を自分で開拓するのは現実的に難しく、以前に勤めていた企業の同僚や顧客、友人、知人などから案件を紹介してもらっている人がほとんどです。もともとつながりがある人は仕事ぶりや実績を知っているので、安心して依頼できるのです。会社員とフリーランスとでは働き方も立場も異なりますが、同じIT業界で働き続けていれば一緒に仕事をすることもあります。思いがけないところから声がかかる可能性も考えて、円満退社できるよう心がけましょう。
クラウドソーシングのサイトでは、フリーランス向けの多種多様な案件が公開募集されています。気になる案件があれば自分から応募し、提案が通れば契約できる仕組みです。SE向けの案件は、在宅型と常駐型の両方があります。クラウドソーシングで実績を積むと、クライアントから声をかけてもらえることもあります。
クラウドソーシングの「Task」なら、システムアプリ開発やWeb開発などのSE案件を見つけることができます。コツコツ実績を重ねていくことができ、SEとしてのスキルアップにもつながります。
受注から納品まで監視サポート 企業とエンジニアのやり取りをTASK運営チームが監視します。トラブルを未然に防ぎ、円滑な進行をフォローします。
「Task」から引用
フリーランスSEになったら、勉強会やセミナーに参加して仲間を作りましょう。同業者の集まりに出席すると、IT業界の流れの中心が今どうなっているのかを知る助けになります。最新情報に接すると、SEとしてその後どのようなスキルを身につけていいのかがわかります。SE同士の交流によってモチベーションが高まるだけでなく、人脈の幅も広がります。
勉強会やセミナーを探すなら「connpass」がおすすめです。connpassは、イベントを開催する人と参加したい人をつなぐプラットフォームです。開発言語やジャンルなど、カテゴリからも簡単にイベントを探すことが可能です。
connpassは、IT勉強会やイベントの、企画、告知、集客、リマインド、開催、アフターフォロー、資料の公開、そして次の開催まで、IT勉強会・イベントのライフサイクル全てをサポートする便利な機能を揃えています。
「connpass」から引用
案件を紹介してもらえそうなつながりがないフリーランスは、エージェントを利用しています。エージェントのメリットは、営業をまるごとサポートしてもらえることです。契約関係の手続きや交渉などもエージェントが代行するので、案件に直接関わらない部分での負担を大幅に軽減できるというメリットがあります。
フリーランス向けの案件を紹介しているエージェントを利用するなら、「レバテックフリーランス」がおすすめです。レバテックフリーランスは、IT系のフリーランスをサポートしているエージェントです。業界の動向や最新技術、現場の事情に通じたコーディネーターが在籍しており、フリーランスから寄せられるさまざまな相談に対応しています。
企業との単価交渉・契約代行はもちろん、フリーランスとしてご参画中もあらゆる不安を解消できるよう、徹底したサポートをご提供しております。
「レバテックフリーランス」から引用
IT業界の前線に立つ職種はとても幅広く、その分SEのキャリアの選択肢も広範囲にわたります。日進月歩のIT業界で今後のキャリアプランを考えるなら、将来性に着目するのも一つの方法です。SEのキャリアプランの例としてはAIエンジニア・セキュリティエンジニア・ITスペシャリストの選択肢があり、いずれも需要の高さが特徴です。
SEのキャリアパスは、どのようにスキルアップするかが重要なカギとなります。SEの勉強方法は読書とインターネットの併用が主流ですが、効率的に知識を身につける工夫が必要です。読書は量ではなく質を重視し、プログラミング学習サイトなども活用しましょう。勉強のためにまとまった時間を確保できなくても、スキマ時間を使って知識を積み上げることができます。勉強会やイベントなどにも積極的に参加し、同業者との交流を深めましょう。
SEのキャリアパスが多様化した要因のひとつに、フリーランスの増加があります。フリーランスSEの多くは出向型や常駐型の働き方ですが、少数ながらリモートワーク型で働く人もいます。SEがフリーランスとして通用するようになるまでには、少なくとも5年程度の経験が必要といわれています。リモートワークは情報漏洩のリスクを考慮すると、どうしても小規模システムの案件が多くなりプログラミングがメインとなることがほとんどです。
SEの主な仕事はシステム開発における上流工程で、IT系の資格を必須とするものではありません。ただし、資格を持っていれば高い専門性と技術力の証明になり、理想のキャリアパスを実現するのに役立ちます。これからのSEにおすすめの資格は、IPAが実施している国家試験の「情報処理技術者試験」、ベンダー資格の「オラクルマスター」などです。資格の難易度が高ければ高いほど、SEとしての市場価値を高めることができます。
SEとしてのキャリアパスがはっきりしてくると、転職を考えるようになるかもしれません。SE転職を成功させるコツは、IT業界の転職事情について把握し、応募書類の作成や面接対策をしっかり行うことです。本人が考えているSEとしての市場価値と実際の市場価値が異なる場合があるので、検証する必要もあります。転職エージェントに相談すれば、SEとしての現時点での能力が市場でどのぐらいの価値を持つのかを検証できます。
フリーランスSEが案件を獲得する方法は複数あります。多くのフリーランスは、かつての勤務先の同僚や顧客、友人、知人などの紹介で案件を受注しています。クラウドソーシングサイトからの案件で実績を積んだり、勉強会やセミナーに参加して技術や案件に関する情報を交換をしたりする方法もあります。自分から積極的に行動することが難しいフリーランスでも、フリーランスエージェントを活用すれば、自分のスキルに合う案件をすぐに見つけることができます。